Procreateは、iPadで使える人気のイラストアプリです。Procreateで3Dモデルを作ると、イラストに立体感や遠近感を出すことができます。しかし、Procreateでペイント用3Dモデルを作るには、いくつかの手順と設定が必要です。この記事では、Procreate用の3Dモデルの作り方と設定について解説します。
3Dモデルの作り方と設定
この記事ではblenderを使用していますが、どの3Dソフトでもやる事は同じです。この記事で紹介する設定を気をつけながらOBJもしくはUSDZでエクスポートすることでProcreate側で読み込むことが出来ます。
OBJ形式やUSDZ形式については、以下の記事に詳しく書いておきました。※blenderはデフォルトではUSDZ形式の書き出し対応していため、OBJ形式がおすすめです。
モデルのモディファイア等の可逆処理は全て適用する
blenderの場合は、モディファイアなどかかっているものは全て「適用」します。これを行わないとprocreate側でエラーの原因となってしまいます。
UV展開を行う
ここが、最も重要になります。最初につまずくところなので詳しく解説します。自動で展開でかまわないのですが、モデルによってはうまいことペイント用モデルにならない可能性があります。
複雑になりそうな箇所にはシームを入れる
とにかく、顔などのメインパーツは、成功させたいのでシームを入れてしっかりと展開してください。
今回サンプルにしている、キャラモデルの場合は以下の場所にシームを入れています。
展開した状態は以下です。
モデル以外の要素は削除
基本モデル以外のライトや環境、ボーンなどは削除します。もしくは、選択物のみを書き出しするなどの設定をしてモデル以外の要素を書き出さないように気をつけます。
モデル設定まとめ
モデルは、オブジェクトのみにしてUVを設定します。最後はOBJもしくはUSDZでエクスポート。これをすることでProcreate側で認識します。それでもエラーが出る場合はまずはUVを疑ってみてください。