モチーフの知らなかった側面を知ることは作品アイデアのバリエーションアップにつながります。ここでは、身近なものを接写しながら視点を増やす手法を紹介します。もちろんお金はかけたくないので標準レンズかスマホ撮影を前提とします。
写真撮影では機材のスペックも重要ですが、どんなにいい機材でもモチーフが映えなければどうにも良くならない事も多いです。自粛ムードの昨今遠出も厳しい中身近なものを接写して楽しみませんか?
接写といえばマクロレンズ撮影ですがここでは標準接写です。
※撮影する時は、歩きスマホにはならないよう注意して撮影してください。あと車などにも気をつけてください。もちろん蜜やソーシャルディスタンスにも・・・
マクロレンズを使わない接写
接写といっても小さいモチーフをマクロレンズを使って撮影距離をつめて撮影するわけではなく、比較的おおきなモチーフにちかづく事で面白い表情を撮影することができます。
普段はモチーフと認識していないものに目を向けてみる
緊急事態宣言は解除されたものの、行動範囲が狭まっている現在では遠出ができませんので身近な物に目をむけてみるのも一興です。むしろ遠出はしばらく自粛ですよね。
普段通り過ぎるだけの電柱に目を向けてみてください。遠目にはまあ、ただの電柱ですが・・・
近くまでひっついて見上げてみる
正直、人目は気にする必要がありますが・・・近づいて上をみあげてみると結構迫力あるかんじな見た目です。そこで一枚パシャリ!
うーん・・・手前の足場?にフォーカスが合ってしまいました。これはこれで迫力があるにはあるのですがごちゃごちゃした感じがでていません。
すこしカメラごと身体を動かしてみます
スマホだとフォーカスをずらすのも厳しかったりすので身体ごと回り込んでみましょう。この辺から通行人に見られると怪しい人になりつつあるので視線には要注意です。
だいぶ画が賑やかになってきました。でもまだ、迫力は不足しているように感じます。さらにまわりこんでみると。
隠れていたパーツ?がでてきて迫力が出ました!
腕を伸ばす余力があったらもう一息近づいてみましょう。こんな感じで位置と写る物量を検討しながら撮影すると電柱もなかなか面白い表情をしています。
色々とその辺のものを近づいて撮影してみる
言ってしまえばなんのことはない主題でありとりとめもないですが、近づいてみることでその物質感やオーバーパースによる魅力などが出てきて単純に楽しくなってきます。※個人差はありw
気晴らしの散歩に外出した際には、花などだけでなく大きな壁やら道脇のヒビなどにも注目して世界の面白ポイントを再発見してみてはいかがでしょうか。ついでに、観光地に行かなくても道端にはハルジオンなど元気に咲いております。
こちらもマクロレンズほど近づけなくても、遠目に撮影してみるともうすぐ暑い季節がくるのかな〜っと感じることもできて少し元気になれますね!