専門学校の先生が教える専門学校の選び方

学校選び 専門学校
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実は私、専門学校でCGを教えています。そんな私が感じる進路に悩む方に向けての専門学校の選び方のポイントをお伝えします。

専門学校とは就職を目指す場所

専門学校に来る学生は、実際は高校生上がり(現役と呼んだりします)だけではなく大学を卒業してきたり、社会人を経験してきたりとバックボーンは実はさまざまです。重要なのは入れるのは「最終学歴が高等学校卒業以上もしくは同程度の学力があると認められる人」になるので基本就職が目的になります。

ただし、就職先のイメージはザックリでいい

就職が目的となると急に将来そんなに考えてなかった・・・と不安になる方もいるかと思いますが(実際に入学した後もそんな感じの学生が多い笑)就職先のイメージなんて働いたことがある人でさえ業界がかわればわからないものです。

重要なのは、ある程度のジャンルを考えること。それが医療なのか映像なのか、飲食なのかなどなど職種によって学校選びは変わってきます。

就職先のイメージは身近にある事・モノから考えよう

就職先のイメージを職種で調べてしまうと迷宮入りしてしまうと思います。ちなみに私が専門としているデザイナーはサービス業にあたります。。。なので大切なのは身近にあるゲームや料理、交通機関などよく使って感じることができるモノ・コトからイメージしていきましょう。

世の中のサービスは目まぐるしく動いています、スマホで使えるアプリやサービスも数年前とは段違いになっているのではないでしょうか。人工知能が仕事を変えてしまう今、未来を予測するのは非常に難しいですが現時点である仕事は少なくとも皆さんが就職するまでにすぐに無くなる事はないでしょう。

だからこそ、今身近にある仕事こそが重要になってくるのです。Youtuberでもいいですし、アプリで一儲けでも結構です。そこにビジネスモデル(お金儲けの仕組み)があるのであれば企業は雇ってくれます。

就職先のイメージが決まったら信用できる人に相談※親とは限らない

実際にイメージが見えてきたらまず相談して意見を聞きましょう。最終的には親がスポンサー(お金を出してくれる人)になることになるので話さない訳にはいきませんが人によっては堅実な親御さんで否定的な意見が出る可能性もなくはないです。

前述した通り、社会は移ろいやすく親世代の価値観が今後通用するとは限らないのです。なので、日頃から前向きなアドバイスをくれる方や今の世をしっかりと捉えてくれていると感じる方に相談してください。親がそのタイプならまっさきに親に相談してしまいましょう!

もし相談相手がいなかったら・・・

これはもう気になる学校の体験授業などに行って話を聞きましょう。当たり前ですが学校も入学者数を増やしたいので良いこと(都合いいともいう)をバシバシいってきます。しかし専門学校として成立している以上、就職実績があるのと業界に関しては詳しいです。

なのでこう質問しましょう。ぶっちゃけどれくらいの学生が業界に入れていますか?と笑。そこで全員業界ですとか言ってきたら怪しすぎるので一旦ストップです。でも大半の学校が、ある程度のところまでは教えてくれるはずです、それがイメージした業界のリアルだったりするので相談と同等の価値があります。

就職先のイメージが決まったら選ぶ3つのポイント

イメージがある程度固まったら選ぶポイントを以下にリスト化しておきます。

  • 就職実績
  • 就職サポート
  • 学校の雰囲気

就職実績について

具体的に企業名を確認しましょう。まだイメージなので業界についてはわからないかもしれませんがここで聞いた企業は学校が売りにするくらいなので業界でも著名な企業になり調べることで仕事のイメージも持つことができます。

そして大手や有名な企業への就職実績があるということは、その学校の卒業生がいることになりコネクションがあるはずです。つまりそれがその学校に入った際の大きなメリットとなるのです。前述した通り目的は就職なのでここが学校選びの最重要項目です。

就職サポートについて

学校によっては、就職は自分でみたいなところもあります。しかし、考えてもみてください就職活動もしたことがない人が出来ることと言えば検索くらいです。就職活動は孤独や不安との戦いでかつゲームのチートコードのようなものもあり知ってると・知らないでは就職先が大幅に変わってしまいます

転職ベースの現代では最初の企業はさほど重要ではないという考えもあるかもですが、少なくともよりいい企業に入れればさらに上を狙えたりもするのでここはほってはおけないポイントです。就職のプロがサポートしてくれるサービスがある専門学校を選ぶのもポイントです。

学校の雰囲気について※設備環境ファーストではない

設備やら勧業やらありますが、結局設備がよくても先生が無愛想だったり雰囲気が悪ければ何年も通うことになる学校で身に付くものも身につきません。設備や環境も大事ですが、人間が教えてくれる場所であり友達と過ごす数年間ということを忘れてはいけません。

遠方であれば、ここを重点的にヒアリングしてください。最近ではTwitterなどで在校生の意見も確認できます。直近で起こりそうなイベントなどでサーチしてみてください、簡単に在校生のアカウントにたどりつけます。ですが近ければ必ず体験イベントなどに参加して雰囲気を確認しましょう。

今まで高校などでは浮いてしまっていた趣味も、専門学校ではむしろ歓迎されることもあるでしょう。そんな雰囲気を確認するのです。そうすれば多少設備環境が悪くても技術や知識は必ず身についていきます。※実際現場のほうが設備悪かったりするからね・・・切な笑

学費のチェックも忘れずに

学費から考えると、上を見なくなるので学費は最後に確認しましょう。上も下も確認して奨学金を借りるのかそれとも親御さんに頼るのか考えることも重要です。今まで学費について考えて来なかったかたも説教くさいですがここでしっかりと向き合いましょう。

実際、学校はどの学校も差はあれど決して安くはありません。せっかく選んでも中途半端な気持ちで通うとそもそも選んだ気持ちも忘れ欠席が増えたりしては本末転倒です。入学前にお金のことを考えると授業の価値も考えながら学生生活を送れ就職につながります。

さいごに

以上が、選ぶポイントです。これは宣伝のつもりで書いた記事ではなく現職として間違った選択をしてほしくないという気持ちで書いていますので私がいる学校については伏せさせて頂きます。この記事がみなさまの将来に少しでも役にたつことを祈っております!

でもね、人生長いので学校選び仮に失敗してもなんとかなるもんですよ。なんどでもやりなおして、いつか自分の目的を見つけるというのもポイントなので最後は自分を信じて決めちゃいましょう。

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